「賢く産んであげられなくてごめんね」
「みんなで一緒に死のう」
私が14歳の時に、母から言われた言葉です。
私は、ただ“普通”になりたかったのかもしれない。
周囲と同じように笑い合い、当たり前のように生きたかった。
中学以降、私は障害を隠して生きてきました。
「そういう目」で見られたくなかったから。
周囲と対等な関係でいたかったから。
だから、人より何倍も、何十倍も努力してきた。
障害を言い訳にして逃げたことなんて、一度もなかった。
「お前、何も取り柄ないよな」
「たしかにね」
20歳のとき、2人の友人から言われた言葉です。
必死に努力して、言い訳もせず、ずっと闘ってきた結果がこれ……
私は「いつか報われる」と信じていました。
ですが、社会に出た頃には、うつ病を発症し、心は壊れていました。
「同じ給料をもらうに値しない」
22歳の時、上司にそう言われました。
私はただ、報われたかった。
誰かに認めてもらいたかった。
「いつか報われる」それだけを信じてきたのに、一向に報われません。
もう、疲れました。
毎晩、心臓が止まることを祈って眠りました。
朝、目が覚めるたびに「また生きてる」と絶望し、何度も泣きました。
自殺する勇気すらなく、仕事を辞めて、2年間、孤独に引きこもりました。
「結局、全部無駄だった」
「自分には何の価値もない」
「障害さえなければ、きっと違う人生だった」
「いっそ、生まれてこなければよかった」
幸せなんて、どこにも存在しない。
この記事を書いている私は、現在27歳です。彼女歴なし。FXで破産し300万円の借金を抱えています。
老人ホームの看護師のパートとして働いています。
私は「何者でもありません」。
「何も取り柄がない」
その通りです。私はあの時と変わっていません。むしろ借金もして悪化しています。
それでも私は──
絶対に、自殺するつもりはありません。
なぜなら、
「何もない私」だからこそ、できることがあると気づいたからです。
それは……「絶対に自殺はするな」と伝えること。
ずっと、この人生に意味なんてないと思っていました。
障害を抱えていることに、価値なんてないと思っていました。
ですが、違いました。
そのクソみたいな人生経験こそが、誰かの「生きる力」になると気がついたからです。
今すぐにでも死にたくなる気持ちも消えたくなる気持ちも痛いほど分かります。
ですが、それでも――
「絶対に自殺はするな」
私は今こうして、生きています。
あの時、自殺しなかったから。
だから、今こうして、誰かに向けて言葉を届けられています。
確かに説得力はありません。社会の底辺ですし、何者でもありません。
誰かを救うのに何者かになる必要はないでしょう。
そう思った為、私はこのサイトを立ち上げました。
このサイトを通じて、
「自殺する必要なんてない」
そう感じてもらえる人が一人でも増えてくれたらいいと思いました。
ですが、それだけでは足りません。
自殺未遂をした時、私はこういったサイトを見る気力も調べる気力もありませんでした。
だから、そうなったとしても自殺する必要が無いことを事前に知っていて欲しいです。
その為に、私は講演会を開きます。
学校をまわって、小・中・高生たちに伝える必要があります。
「絶対に自殺するな」と。
「自殺する以外の選択がある」と
「死ぬほど辛いのなら逃げてもいい」と
だから私は、生き続けます。
それが、私の生きる使命だからです。
ここまで読んで頂いて、本当にありがとうございます。
私はこれからも、命をかけて努力を続けていきます。
ですが、私一人の力には限界があります。
だから今、この文章を読んでくれたあなたの力が、どうしても必要です。
たったひとつの「いいね」でもいいですし、「フォロー」でも、「シェア」でも構いません。
その小さなアクションが、もしかしたら、人の命を救うことに繋がるかもしれません。
どうか、あなたも一緒に、「生きる力」を届けてください。
一緒に、生きていきましょう。