童貞はキノコをアワビに入れることに幻想を抱きすぎている!
この記事を見ている人が童貞なのかどうかは分からない。
しかし、大谷翔平だろうが、イーロン・マスクだろうが、羽生結弦だろうが、昔は誰もが童貞であった。
その童貞を卒業する前のことを思い出してほしい。
キノコをアワビに入れることに幻想を抱いてはいなかったか?
「キノコをアワビに入れるのは最高に気持ち良くって、自分のキノコを手でピストンするより遥かに気持ちいいはずだ!」と。
しかし、実際はどうだ?
セックス相手が“名器”でない限り、9割の野郎が言うはずだ。
「自分でキノコを触る方が気持ちいい」と!
※素人童貞の偏見です。
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※名器とは?
キノコを相手のアワビに入れた時、男性が通常の行為より遥かに気持ち良くなる現象。
恐らく、ポケモンの色違い厳選より確率は低い。
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「えっ?うちの彼氏はそんなことないけど?」と女性は思うかもしれない。
当たり前である。
自分のキノコを触る方が気持ちいいなんて、彼氏側は口が裂けても言うわけがない!
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「ん?素人童貞のくせに?彼女歴も無いくせに?」
……
……
ここからは、童貞だからこそ風俗に行くべき理由を、体験談を元に本格的に語りたいと思う。
初めてのデリヘル体験(19歳)
当時19歳。私は毎日、数々の愛の形(AV)を視聴し、オナ禁を我慢した日は無かった。
そして時には同級生や好きな人との愛の形をシミュレーションしていた。
年中発情期である私に、ある遊び人の友達が言った。
「デリヘルで経験してみたら?」
……と。
※デリヘルとは、客のいる自宅やホテルに風俗嬢を派遣し、性的サービスを行うこと。本番行為は表向きは禁止されている。
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最初は風俗に対して怖さがあった。だがネットで情報収集していくうちに、憧れは止められなくなり、ついにその冒険の扉を開くことにした。
そして、ラブホテルでデリヘルを呼ぶ日は看護実習の最終日に決めた。
幻想を抱いていた私は楽しみで仕方がなかった。決めた日から本格的にオナ禁を始めた。
※これを女子もいるグループラインで宣言してドン引きされた。
毎日キノコを触っているとイキにくくなる――という知識をネットで仕入れていたからだ。
看護実習帰りのバスでデリヘルのサイトを見て「誰にしようか」と毎日ニヤニヤ。
周りにバレないよう、そびえ立つキノコを抑えるのに必死だった。
※なお、私がデリヘルに行くという情報は、なぜかクラス全員が知っていた。
今思えば、側から見ていたら超キモかっただろう……。
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長かった看護実習も終わり、ついにその日が来た。
「よし、これからラブホテルでエキサイティングするぞ!」と意気込んだが、なぜか友達にフットサルを誘われた。
一刻も早くやりたかったが、断れず参加してしまう。これが後の悲劇となるとは知らずに……。
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その後、人生で初めてラブホテルに入った。
髭剃りでキノコ周辺も含め、全身をツルツルにした。ネットに「その方が大きく見える」と書いてあったからだ。
全身をピカピカにし、爪も切り、口臭も整えた。
最後にお店で買ったプレゼント用の安物のパンとお茶のペットボトルも用意。
※実際はクッソありがた迷惑。やるならその費用を本人に渡した方がいい。
準備万端でお店に連絡し、サイトで紹介されていた可愛い女の子を呼んだ。年齢は確か19歳と書いてあった。
既にキノコは反り立っている。
「人生初のデリヘルで可愛い女の子とあんなことやこんなことができる!」
妄想を膨らませ、胸とキノコを期待で膨らませていた。
待つ……待つ……待つ……!
……こねぇ!
来たのは3時間後だった。疲労と眠気が襲い、少し興醒めだった。
だが嬢が到着したと知らされ、インターフォンが鳴った瞬間、キノコは一瞬で回復した。
期待に胸とキノコを膨らませながらドアを開く。
誰だテメェぇエェ!!
紹介写真とは全く別物。20代設定も無理がある。芸能人で例えるなら、ヤス子を1.5倍にして運動不足を掛け合わせたような感じ。
プロフィール詐欺は明らかだったが、チェンジ料もかかるし夜も遅い。
何より当時の私は妥協できていた。
女の子と裸の付き合いができるという未知の体験に、既にキノコは反り立っていたからだ。
当時の私にとっては、マツコ・デラックスが橋本環奈に見えるレベルだった。
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90分コース2万5千円を支払い、お互いに裸に。こうして長い夜は始まらなかった。
30分ほどで果ててしまい、最後まで舐めてもらうことはなかったが、手でのピストン運動は最高に気持ちよかった。
素股をお願いしたが「体型的に無理」と断られた。
賢者タイムになった私は、普段の辛さや報われない努力を思わず愚痴ってしまった。
嬢からすれば、童貞のメンヘラムーブは苦痛だったに違いない。
こうして私の人生初の性経験は幕を閉じた。
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翌朝。
「ギャァァァァァ!!体が痛い!!」
看護実習とフットサルと嬢のしごきのトリプルコンボで、全身が筋肉痛を超えて筋損傷を起こしていた。
足を動かす度に激痛が走る。
さらに、髭剃りで剃ったことによる全身のチクチク感も最悪。
おまけに帰りの電車までも遠い。
足を引きずりながらヒーヒー言って帰宅し、完治に1週間かかった。
素人童貞の称号をゲットしました。
初めてのデリヘルから約1年が経った。
「もう風俗は使わない」と心に決めていたが、出会い系は全滅。
もはや私のキノコを押さえるのは限界に達していた。
再びデリヘルを利用することにした。
選んだ女性は、写真では華奢な雰囲気で制服が似合う18歳。
今度は慎重に、サイト内のレビューもしっかり確認。
さらに、画質の荒い「ふとももから足先」の写真も見て、体型が自分のタイプだと確信した。
「よし、今度こそ可愛い子が来るはず!」
「今度こそ、可愛い女の子とイチャイチャできる!(有料)」
胸とキノコを高鳴らせて、ドキドキしながら待った。
そして、来た人物は――
ゼンゼン、チゲェジャネェカァァァ!!!!!
プロフィール写真とはかけ離れていた。体型も全く違う。
芸能人で例えるなら、ヤス子さんを1.2倍にした感じだろうか。
台湾人らしく、腹部には帝王切開の跡があった。
ただ、それは大した問題ではなかった。
――なぜなら、私のキノコには関係ない。
どんな女性であろうと、自分を相手にしてくれるなら橋本環奈に見えるのだ。
テクニックは正直、初めてのデリヘルよりは良かった。
さらに「5,000円プラスしたら本番をやらせてあげる」と言われ、応じた。
……実はここで素人童貞になった。
だがその事実を友達には言わなかった。
デリヘルを利用したことは話したくせに、「素人童貞」という称号が嫌だったからだ。
スレンダーとは一体……?
「あと一歩で童貞を卒業できていたのに!」
心の底で叫んだ。
同級生に紹介してもらった“やりまん”の可愛い後輩。
その子の家に1週間ほど泊まったのに、結局卒業できなかったのだ。
理由は……情けなさすぎてここではっきり言いたくない。
結論から言うと意気地なしだった。詳しくはまたどこかで話そう。
結局、キノコから胞子を発散できなかった私は、再びラブホテルでデリヘルを呼んだ。
今回は「店長おすすめ」の子を指名した。
条件はひとつ。
「体がスレンダーなタイプ」。
改めて言う。
スレンダーな子を指定した。
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しかし現れたのは……
……前に指名したあの子だった。
あれから1年以上経ち、場所も違うのに――なぜか同じ子。
体型も見た目も、何も変わっていない。
少なくとも私から見れば、スレンダーではなかった。
どうやら店長にとっての「スレンダー」の基準はかなり広いらしい。
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正直、期待外れではあった。
だが前回同様、テクニックは悪くなかった。
もはや私は「可愛い子が来る」ことよりも、とにかく溢れる性欲を発散したかった。
また5,000円を追加で支払い、気持ちよくなった。
ちなみにこのとき「生でいいよ」とも言われたが、さすがに断った。
性病が怖い。
最終結論
あれから今に至るまで、私は風俗を使っていない。
あの頃と違って、今は耐性がついた。
わざわざ金を払ってまで興味がない。
どうせ田舎の風俗なんて、呼んだところで外れしか来ない。
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結論:童貞は風俗に行け、幻想を捨てろ
風俗を経験したことで、私は「キノコをアワビに入れること」に幻想を抱かなくなった。
もしあの時、風俗を経験していなければ――今でも私はアワビに入れることを夢見て、憧れていたに違いない。
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想像してほしい。
10代ならまだ許される。
だが27歳になっても同じだったら?
27歳童貞、彼女歴ゼロ、アワビに入れることに幻想を抱いているおっさん……
相当キモいだろう。
ただでさえ彼女歴ゼロなのに、さらにマイナス。
もはや “う◯こ” だ!
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「何がまずいのか分からない」という人のために説明しよう。
例えば、アワビに入れることに幻想を抱いている男が女性とデートしたとする。
その男は考える。
「いつ俺のキノコをアワビに入れられるだろうか」と。
頭の中はそれ一色。相手のことなんて考えられない。
デート中も、心はもうキノコとアワビでいっぱいなのだ。
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だが、幻想を抱いていない男ならどうだろう?
落ち着いてデートができる。
そして性欲よりも、心のときめきを求める。
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まとめると
- 幻想を抱いている男=求めるのは性欲の発散
→ 9割の女性は望まない。利害が一致せず、フラれる。 - 幻想を抱いていない男=求めるのは心のときめき
→ 女性も望む(多分)。利害が一致し、カップル成立。
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このように、アワビにキノコを入れることに幻想を抱いていていいのは10代まで。
20代以降はただの「キモい奴」になる。
そして、女性はそんなものを求めていない(多分)。
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結論
童貞は風俗に行け。
そして幻想を打ち砕き、耐性を上げろ。
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ここまで記事を書いていて、ふと気がついたことがある。
……そういえば、生まれて一度も、まともにデートすらしたことがねぇ……。