介護疲れ。もう、親の介護はしたくない。解放される方法

今、あなたは――
「一緒に死んだ方がいいのかもしれない」
そんな考えが、頭の片隅によぎっているのではありませんか?

もう限界で、身体も心もすり減っていて、
「逃げ場がない」と感じているのではありませんか?

……もし、そうなら。
あなたは、本当によくここまで頑張ってこられました。

誰にも頼れない。
家族だからこそ見捨てられない。
でも、辛い、自分自身が壊れてしまいそう――

その苦しみは、言葉にならないほどのものだと思います。

あなたは、幸せになるために生まれてきた

あなたは何のために生まれてきたのでしょうか?
「親の介護のため」でしょうか?
「誰かの犠牲になるため」でしょうか?

違いますよね。

あなたは――幸せになるために生まれてきたのです。

そして、介護される側のご家族も、
あなたが心を壊してまで面倒を見てほしいとは願っていないはずです。

ここまでは普通のご家族の場合を話してきました。
次は親が施設を拒否したり、家族以外に面倒を見られるつもりはない場合です。

市役所の人などに伝えてください。

「もう、面倒は見れません」
「面倒は見ません」

この言葉を徹底して貫いてください。

……その気持ちは、痛いほど分かります。

ですが、普通の親であれば、子どもの幸せが第一のはずです。

それを無視して、「お前の人生は俺(私)の介護のためにある」とでも言わんばかりに縛るなら、
もしかすると、その関係は親子というより、支配と服従の関係に近いでしょう。

私の身内で、実際にあった話です。

とある一人息子がいました。
その方は夜勤で働きながら、親の介護も続けていました。
あまりの疲労に限界を感じ、親にこう告げました。

「もう限界だ。施設に入ってほしい」

しかし返ってきたのはこうでした。

「奨学金を出してやっただろ」
「大学まで行かせてやったのに」
「恩知らずめ。そんなに嫌なら殺せ!」

彼は結局、罪悪感に勝てず、親を施設に入れることができませんでした。
そして過労で倒れ、そのまま帰らぬ人となったのです。

親は生き残り、子は亡くなりました。

これは、「親を見捨てたくない」という気持ちを割り切れなかった結果です。

「親を施設に入れるなんて冷たい」
「世間からどう思われるだろう」

……そんなふうに思うかもしれません。

でも安心してください。
世間は、あなたが思っているほどあなたに興味なんてありません。

むしろ、あなたが気にしているその“世間体”の人たちも、
自分の親をとっくに施設に入れていたりします。

親から「死んでやる」とか「だったら殺せ!」とか言われるかもしれません。
ですが、冷静に考えてください。

ここは基本的人権が守られている日本です。
あなたが介護をやめたとしても、社会はその人を必ず生かします。

親は、あなたの所有物ではない。
そしてあなたも、親の所有物ではない。

親の人生を支配できないように、
親にもあなたの人生を支配させないでください。

あなたの人生は、
親のためにあるのではありません。

あなたが笑って、幸せになるためにあるんです。

お金がなくても同様です。
社会はあなたの親を生かします。

とにかく、自分の気持ちを徹底して貫いて下さい。

あなたが私の身内の様な末路を辿らない事を心からお祈りします。

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