「文章がおかしい」「誤字脱字が多い」方必見! 誤字脱字を防ぎ、まともな文章を書く方法! ADHD/ASDの看護師が解説! 

【なぜ、人は人を殺すことが出来るのだろうか?

あなたの目の前に、両手を拘束され、傷や痣、爪が剥がれて出血している10歳にも満たない子供がいるだろう。

そしてあなたは拳銃(ベレッタM9)を所持している。9mm経口とはいえ、十分に殺せる。なお、至近距離で後頭部に銃を突き付けている状態なら即死だろう。

あなたはその子供の事情を知っている。その子はテロリストの子供で親の居場所を知っていたため拷問を受けて用済みになったため、死を待つのみの状態である事を・・・】

酷いなぁ……改めてみると酷い。

この文章は私が高校の時に、実際に投稿していた小説の冒頭の部分です。

突っ込みどころもありますが、何より文章がおかしいというより意味が分からないです。

そんな文章しか書けなかった私が、今ではこうしてNotoで記事を書いています。

今回は、「どうすれば誤字脱字を減らし、伝わりやすい文章が書けるようになるのか」について、自分の体験を交えてお話しします。

はっきり言います。今はChatGPTという便利なAIがありますので、コピペして添削してもらえば、一瞬で全て解決します。

ですが、それでしたら文章力が身に付かないかもしれません。

職場によっては情報漏洩の関係からそういったAI機能を使用禁止にしているところもあります。それに、病院や介護などの現場で働いたとき、電子化は進んでいない為、手書きがメインの所も珍しくありません。

ですので、文章力を身に着ける方法があります。

まず、文章がおかしい理由は、客観的に見れていない点が多いからです。要するに、自分の中で自己解決してしまっています。

例えば、冒頭の

【あなたはその子供の事情を知っている。その子はテロリストの子供で親の居場所を知っていたため拷問を受けて用済みになったため、死を待つのみの状態である事を・・・】

ここの部分、読者のあなたは理解できましたか? 私は理解するのに酷く時間が掛かりました。

要するに

【その子の親はテロリストだ。俺たちの仲間がその親の居場所を探る為に拷問をしていた。しかし、もう用はない。自白したからだ。】

こういうことです。これなら伝わりますよね?前者の文章でしたら、なぜ、子供が用済みになったのかが非常に分かりづらいです。

完全に独りよがりの文章になっています。実は何回か見直してこれです。

なぜ違和感に気がつかないのか?

それは、脳内で勝手に補足してしまっているからです。

AIが無い時代、私は無料の音声読み上げソフトを使用していました。

やり方としては、まず、文章を読み上げてもらいます。次に目を瞑り、他人が書いた小説のつもりで聞きます。これをすることで、誤字脱字にも気が付けますし、文章の違和感にも気が付けます。

次は違和感に気が付いた後、これを、どう修正すればいいのか。それは文章を短く切ることです。

前者と後者の文章を比べてみてください。後者では短く切っています。どこにでも当てはまることですが、長い文章になると伝わりにくいです。

もう一つ例をあげます。

【いくらシミュレーションても実際に行うのとでは、患者の視点にきちんと立てていない為、何が不快で何が安楽なのかが分からないので、学校で援助の演習をする時は、清拭なら実際に服を脱いで本番通りに行うようにし、自分だったら「どうしてほしいのか」「どうされたいのか」患者の視点に立って安楽な援助を発見していきたいと思いました。】

非常に長い文章が続いて読みづらいです。

【いくらシミュレーションしても実際に行うのとでは違います。患者の視点にきちんと立てていない為、何が不快で何が安楽なのかが分かりません。学校で援助の演習をする時は、清拭なら実際に服を脱いで本番通りに行うようにします。そして、自分だったら「どうしてほしいのか」「どうされたいのか」患者の視点に立って安楽な援助を発見していきたいと思いました。】

短く切りました。これだけでも大分読みやすくなります。

この様に、短い文章を切り上げるだけでも、大きく変わります。

本当でしたら、

【実際に行動するのと練習とでは違います。練習では患者の視点にきちんと立てていない為、何が不快で何が安楽なのかが分かりません。学校で介護の練習をする時は、例えば、清拭なら実際に服を脱いで本番通りに行うようにします。その際、自分が患者だったら「どうしてほしいのか」「どうされたいのか」これらの視点に立ちながら、安楽な援助を発見していきたいと思いました】

修正部分は、

  • シュミレーションと援助の表現がバラバラな為、練習に統一し、一部の文章の構成を入れ替える。

この様にできればいいのですが、慣れるしかありません。とにかく文章を短く切っていけば、自然と上手くなっていきます。

手書きの誤字脱字は、高校卒業するまでは鉛筆で下書きをし、その上でボールペンなどで正書をしていました。

これに関しては、ADHDは大人になるにつれて症状が治まる為、下書きしなくても大分マシになります。

私の場合は、今でしたら下書きをすることなく直接書いています。誤字脱字は時々ありますが、訂正印を押してよく修正しています。完璧には防げません。

いちいち下書きしていたら、時間もかかりますし、それにめんどくさいです。

誤字脱字では、小さな修正で済みますが、文章の構成がおかしかったら大きく修正しなければなりません。

そうならない為に、メモ帳で書きたいことをある程度まとめてから、書いていました。

メモ帳で書きたい内容を書いて、メモ帳の上で修正してから正書します。前半で解説した文章を短く切ることを心がけながらです。

両親が文字の汚さを改善するために、小学校の時、3年近く習字教室に通っていましたが効果はありませんでした。

未だに私はミミズみたいな文字を書いて周りに人に「読めない」と注意されることがあります。

意識をすれば読めるレベルに達することが出来ますが、あまり意識していないと読めないレベルまで下がります。その為、なるべく意識して文字を書くようにしています。

結論としては、汚くてもいいから、他の人が読めるように意識することが重要だと思います。

ここまで読んで頂きありがとうございました。励みになりますので、良かったらハートやフォローをよろしくお願いいたします。

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